フジフィルム ファインピクスAV100について


FinepixAV100

☆ジャンク度☆
不具合なし
撮影可能


FinepixAV100 FinepixAV100
 フジノンを名乗るにはパワー不足のレンズ。


FinepixAV100 FinepixAV100
 フロントパネルはカーブしてグリップを形成する。

FinepixAV100
 液晶ビュワーは晴天下では真っ黒で確認は困難。

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 操作系は極めてシンプル。


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 恐らく「シーンぴったりナビ」モードから他モードへ遷移する必要はないだろう。

 多くのキタムラの玄関口に特価品として紙袋に入れられた安デジカメがある。現在では1400万画素級のデジカメが何かしらのメモリとセットになって6980円とか、やたらと安い。本カメラもそのようにして売っていたカメラだと思われる。2年ほど前のカメラだから、画素数は1200万画素だが、それでもスペック的には大したものである。一方で、コンパクトデジカメとはいえ、こんなに安くて大丈夫かとも思われるだろう。6980円なら、安めなトイデジカメより安い価格である。こういうデジカメに手を出す方はカメラやガジェットアイテムに関心浅い方なので、ネットで調べてもほとんど情報が無い。カメラ好きの買うカメラではないだろうな。
 一応、諸元を記述する。撮像素子は1200万画素級でライカ判換算で32~96mmF2.9~5.2の光学3倍ズームレンズを搭載する。最近のカメラらしく高感度のISO3200にも対応し、顔認識も搭載。電子式手振れ補正機構を搭載してスペックでは上級クラスに比べて遜色ない。電源は単三型電池2本使用で、本邦ではマイナーな感じだが、海外では単三型電池の電源がそれなりに需要があるようだ。多分、ロンドンドラックあたりのドラックストアで売っているのだろう。
 操作系はオーソドックスだが、ファインピクス伝統の「Fファンクション」ボタンが無い。よって「クローム」とか「モノクロ」の撮影モードは存在しない。メニューの呼び出しで各種シーンモードに切り替えができる。顔キレイナビはシーンによっては使えない場合があるが、ほぼ、「シーンぴったりナビ」で撮影するだろうから、大した問題ではないだろうな。
                   ☆            ☆
 写り具合はソフトな感じである。露骨に言うと日陰とか、ソフトウェアで手振れを補正しているのかもしれないが、もやっとした写りになる。逆光にも弱い。レンズのパワーが不足しているのだろう。安定感のある写りならファインピクスA310の方が上だ。イタズラにサイズの大きい画像を乱出するのは如何なものかと思う。逆に画像を圧縮するとエッジも引き締まってイイ感じになる。
 不満もあるが、起動やAFのレスポンスは標準レベルで、光線状態に気をつければそれなりに美しい画像を撮影できる。もっとも、拙僧だったら同じ7000円を出すなら1000万画素を超えるようなデジカメは要らないから、レスポンスが良く、レンズのパワーがある中古を買うだろうな。

   では、撮影結果(挙母祭り編)を見て頂きたい。

(了:2012/11/7)

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