スズキ ジェベル250XC その6(ジェベル発進編)


DJEBEL250XC

振り分けバックを搭載し、戦術偵察に従事するジェベル250XC。

DJEBEL250XC
 この、アクセルワイヤーに連動する、蝶型のドラムの動きが怪しいのだが。

 実はスロットルの戻り具合に問題が残っていたのだったが、いい加減乗りたいので任意保険に入った。等級はまあまあなので32000円程である。この日はちょうど拙僧の誕生日である。まさか40になっても、単車で四輪を追い賭ける羽目になるとは思っても見なかったが、予測範囲の人生などツマラナイのである。そういう訳で素晴らしい自分への誕生日プレゼントになった。
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 なにせ素晴らしいのはセル付きなのである。セルの付いた単車はしばらくぶりである。反面、スロットルワイヤーの戻りが悪いのは、急制動の時などに影響があるので何とかしたいものだ、ワイヤーにCRCを吹いたくらいでは何もならない。ミクシーで聞いたところ、キャブ側のドラム側の動作を確認すべしとアドバイスを頂く。するとドラムは正常で、スロットルケーブルの遊びの調節で解決できた。
 ジェベルの始動性の悪さは良く知られているところだ。アイドルしていてもチョークを戻すとエンストしてしまう。これは十分な暖気で解決できる。
 乗り味が思ったより重いと感じた。もっとも、CRM250Rと比べたら、ジェベルも不本意だろう。大型タンクや大型ライトでCRMでは制限のあった作戦に堪えるだろう。80km/hまではするするっと加速をする。XR250では「ペタタタ」と地面を嘗めるように加速したが、ジェベルだと多少荒々しく、「バタタタ」と地面を蹴とばすように加速する。こういうのは乗り味の違いでどちらかが優れているというわけではないのだが、拙僧は好みだ。
中古のD604のインプレも気になるが、まだ3時間ほど試運転しただけなので、そこまでは判断できない。
 それにしても、楽しい下駄が手に入って嬉しい限りである。



 バッテリー交換その2編もご覧いただきたい。



(了:2012/6/15)

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