固定焦点のボックスカメラであるから写りはそれなりである。レンズの焦点距離は５０ｍｍだがＦ値も不明で標準的なライカ判カメラのものとは比較にならない。しかし、まったりとした描写は世知が無い現世の苦しみを一時的に忘れさせるものだ。問題はカーリングが酷く、焼き付けに苦労することである。ガラスキャリアがあると楽なのだろうが、割ってしまったし高額で手が出ない。日東商事辺りで中古が出るといいのだが。
フィルムはクロアチアのｅｋｆｅＲ１００を使用した。巻太りで感光している他はそれなりに露出は合っているように見える。ＥＥが満足に機能しているとは思えないのだが。
尚、プリント時に裏焼きをしたのに気付かなかったが、雰囲気があるのでそのままにした。