☆ジャンク度☆
グリップ側電池蓋欠落
ボディ側電池室接点欠落
多分撮影可能？

　ある日、いつものようにネットオークションを眺めていたらシネカメラ６台のジャンクセットが出品されていたのである。そして、そのジャンクの束の中にはキヤノンの最高級サイレントスーパー８シネカメラの１０１４エレクトロニクが含まれていたのだ。欲しいと思った（ついでにその束の中のフジカＺ４００も欲しいと思った）。しかし、この２ヶ月だけでも既に購入したシネカメラがざっと１ダースはあったのだ。ここで半ダースを購入して、ついでに妻に気付かれたらとてもまずい事になるのは安易に予想された。しかし、ついにビットを入れてしまったのだ。何度も繰り返す「これで最後」と言う呪文と共に・・・。ちなみに落札価格は２１００円、当然届いたみかん箱を妻が見逃す訳はなく、・・・まあ、この後の物語は皆さんと同様なので割愛させていただく事にしよう。
　で、まあ、その中には３台目となってしまったフジカＰ３００や、随分苦労してレストアすることになるエルモ２０４等が含まれていたのだが、まずはお目当てのキヤノン１０１４エレクトロニクである。出品時には「電池室腐食の為、動作チェック不能」と書いてあったが、手にとって見るとグリップ側の電池室の蓋とボディ側の電池接点のパーツが欠品していた。まあ、価格なりのジャンク品としては文句は無い。ファインダーとレンズに黴・曇りが無いだけで充分である。既に同封のフジカＺ４００がそれなりに動く事を確認してあるので、支払い分のパフォーマンスを得てることから心を落ち着けてレストア計画を練る事ができた。

欠落したグリップ側の電池蓋。



ボディ側の電池室は接点となるパーツが無い。

　レストア計画とは言っても大げさなものではなく、グリップ側の電池室はアルミ箔ででも埋めるとして、欠落したボディ側の接点は電池室に繋がる配線をやりなおして何かの導体で埋めることでなんとかなるのではと思った。
　早速、電池室周辺のサイドパネルを外す事にした。


さくさくっとネジを外す。





貼り革を剥いで隠れたネジを外す。


目に付くネジを次々と外すものの・・・。

やっと上部シェルを外したものの・・・。


くわっ！！肝心のサイドパネルが外れませぬ！！


ボディ下部に、こんなネジが隠れているのを発見。



さらにレリーズボタン周辺のカバーを外し・・・。

やっとサイドパネルが外れました！！

　写真が多くなってしまったので、この話はその２へ続きます。