残念ながら生産終了となったフジフィルムのプレスト４００のストックを使い切るつもりが、惜しくなって日本に残してきたのだ。ローマ上陸以後、フィルム消耗のスピードが予想以上であり、作戦半ばでモノクロフィルムが底払いし始めてしまった。なので、水の都と誉れの高いベネチア用に用意したプロビア４００Ｘ（期限切迫）と予備で用意したカラーネガを早期に投入することとなる。
　本ページに掲載した写真はコダックスナップキッズのＩＳＯ８００カラーネガを巻き戻した物である。これも期限が切れて暫く経過したものである。ハーフ判の割には発色もディテールもイイ具合ではないだろうか。
　ちなみにペンＤの露出計にはＩＳＯ８００の設定は無く、コンディションも２段ほどズレているので露出はデジカメを参考に感で設定した。既にベネチアは１７：００を周っていたが、７月のイタリアは２０：００くらいまで薄明るいので十分に撮影できた。

昭和の時代に撮影したベネチアの雰囲気が出ているのでは。






ちょっとフレアがかっているのは、レンズのパワーががやや弱いのもあるだろうが、期限切れのネガも影響しているかもしれない。












ほぼ、ノーファインダーで撮影したのだが、このカットはガッチリ見たはずだな。











これだけの明暗差に耐えるとはコダックのＩＳＯ８００カラーネガのラチュードも立派だ。


露光漏れも完全に防げていないようだな。




ＩＳＯ８００の効果を発揮しているだろう。


















７０年代な雰囲気でイイ感じだと思うのだが。

　では、撮影結果（バチカン博物館で待つ編）もご覧頂きたい。

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