☆ジャンク度☆
不具合無し
撮影可能
こんな感じでフードが付属していた。
一時期、MF一眼レフのレンズが安い時期があった。確か、ちょうどニコンD70とかキヤノンEOSキスデジとかが流通して、次のモデルが出るあたりだったと思う。多分、デジタル一眼レフが常識化しつつある頃で、下取り品として大量に流通したのだろう。また、いよいよフィルム時代が終わりを告げ、急いでMF資材を処分したいという傾向があったのかもしれない。それまでもズームレンズは捨て値だったが、かつてはそれなりに高価だったレンズもビックリするほど安かった。例えば、本レンズは1000〜2000円くらいだったと思う。ビックリするような値段だが、FD55mmF1.2とかFD35mmF2とか、普通に3000円以下だった。そういうMFレンズの放出ものが底払いし始めた頃と、デジ一眼のアダプター遊びの勃興でMFレンズの価格が高くなる。
本レンズはキヤノンの伝統ある100mmの末裔である。キヤノンといえば伝統的にLマウントの頃から100mmという焦点距離にこだわりがあった。大抵のメーカーは105mmだったりするのだが、何故だかは不思議である。
レンズ構成は5群5枚と意外とシンプル。その代り小柄で携帯性が良い。ポートレイト撮影に向くとされるレンズだが、ちょっと画角を絞ったスナップにもイケると思う。取り回しのよいフレンドリーなレンズだ。