いつものアクロスでの撮影である。相変わらず満足な出来栄えだが、ＡＤＯＸに比べると調子のメリハリが強い気がする。拙僧などは晴天下のハイライトとシャドウがくっきりと表現した写真が好きなのだが、ＡＤＯＸの方が穏やかで好ましいと思う方も多いだろう。今回は粒子感はＡＤＯＸもアクロスも大差ないが、これは拙僧の現像はいい加減だからかもしれない。あえて言えばアクロスの方がくっきりとしたラインを描いている気がする。ＡＤＯＸは専用現像液を使えば、更にのりしろがある気がする。アクロスの方がシャドウの限界値が速いが純黒調で拙僧は嫌いではない。また、いつもより粒子感が粗く感じる。これはレンズの特徴なのかフィルムの特徴なのか拙僧の現像がいい加減だからそう感じるのかは分からない。
　アクロス以外のフィルムとなると、ＩＳＯ４００のフィルムを渋々使っているのだが、偶にはＩＳＯ１００の海外ブランドフィルムを使って比べてみるのも楽しそうだ。